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ライフサイエンス用途に最適な高純度パイピングシステム

PVDF-BCFシステムの特徴

高純度パイピングシステムとは、フッ素樹脂材料グループに属する二フッ化樹脂/PVDF[PolyViniliDeneFluoride (-CH2-CF2-)n]から造られ、添加剤を全く含まない無垢な配管材料です。

PVDF素材は、USP(米国薬局方)で規定する毒性テストに合格しています。

その為、非常に過酷な要求を満たす必要がある、すべての配管システムに対応しています。

PVDF配管システムの「バイピュアリティー(HP)」の品質は、世界的にも何年にもわたり採用され続け、また広範囲の用途に使用されていることが実証されています。

適用分野

  • 半導体産業
  • バイオテクノロジー
  • 薬品
  • 飲料・食料品
  • 純化学薬品
  • 医療用水・注射用水・精製水・超純水などの循環ライン
人工透析
超純水製造装置

PVDF配管材料

優れた耐熱性をもち、蒸気殺菌システムにも使用出来ます(Max135℃)。

耐薬品性は、純水(高温、冷温)や酸(有機、無機)の使用においては、不動態処理ステンレスよりも優れています。

また、定期的なオゾン消毒に対しても耐性があります。パイプ、継手、バルブ及び加工用素材があり、配管システム全てをPVDF材料で統一できます。

BCF溶着工法

ジョージフィッシャー社の開発したBCF(Bead&CreviceFree)工法は、接合部の優れた表面平滑性(Ra≦0.25μm)を実現します。

この接合工法は、FDAにおいて、微生物が滞留する割れ目やスペースを残さない工法として評価され、PVDF-BCFシステムは、製薬用水、注射用水や精製水に使用される製薬システム用として容認されています。

また、接着剤を使用しない加熱溶融接合であるため、接着剤からの溶出の懸念もありません。

バイオフィルム(微生物共同体)成長傾向と耐微生物性

PVDF-BCFシステム配管表面でのバイオフィルムの成長傾向は、SUS316L電解研磨仕上配管、(注射用水配管に多く使用されている)と比較しても小さいことが、実験で確認されています。また、PVDFはガラスと同様に微生物の生育に適さず(微生物を植えつけた栄養培地に対して不活性である)、耐微生物性を備えています。

接合部の優れた表面平滑性により、微生物が滞留する割れ目やスペースを残さない工法として評価され、製薬システム用、エレクトロニクス分野で容認されています。

環境ホルモン関連物質に関して

内分泌攪乱作用が疑われている化学物質について、PVDF材料にはその成分は含まれておりません。

また、国土交通省の建設による環境ホルモンの生物に対する影響の調査実験設備において、PVDF配管は、環境ホルモンに影響のない材質として、実験液供給配管として採用されています。

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